アブノメ

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:アブノメアブノメは湿地や水田などの湿地に生育するゴマノバグサ科の湿生植物で1年草です。アブノメの茎は基部で分枝し、斜上し、高さ15~50cm、軟質、浅緑色。アブノメの葉は無柄で対生し、やや多肉質、長さ1~2.5cm、幅3~7mm。
狭長楕円形または披針形、鈍頭、全縁(ギザギザがない葉)。
上茎部の葉ほど小さくなります。アブノメの花は葉腋に淡紫色で長さ4~5mmほどの唇形花をつけ、上唇2裂、下旨は3裂します。
雄しべは上唇に2個、下昏に2個の仮雄しべがつきます。
苞は5裂し、果実は直径2~3mm位の球形で、これを押しつぶす時パチパチと音がするため、パチパチグサの別名があります。アブノメの和名は丸い実がアブの目に似ていることに由来します。類似種の見分け方
アブノメ……萼の基部に小苞がなく、果実は約2mm。花期は8~10月。
オオアブノメ……萼の基部に2枚の小苞があり、果実は3~4mm。花期は5~6月。
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水草の育て方2 (水草の育成)

アブノメは水槽に用いることができます。
細く直線的な形態になる事が多いです。
水槽で育成するには、茎の短い若い株を採取し植えます。
花茎の出たものは水槽での育成は難しいです。
アブノメの育成はpHの低い軟水で、二酸化炭素(Co2)を添加します。
茎の太さの割に軟弱な水草で、茎を持って引っ張るとすぐに切れてしまうので注意します。

水草の増やし方

有茎水草の増やし方はいろいろあり、どの増やし方も簡単です。
最も一般的で、初心者の方にもおすすめの増やし方は「さし芽」によって繁殖させる方法です。
有茎水草がある程度伸びたら草体のほぼ真ん中で切ります。
茎の途中の節に根が出ている場合はその場所で切るのも良いでしょう。
切断する位置は茎の節の下から5mmほどの所です。
切り取った上の部分を底床に植えて固定すれば、やがて根付きます。
残った下部もまた同様に底床に植えて固定すれば、やがて脇芽を出して増やせます。
側枝を作る場合も多く、側枝が水面まで伸びてきたら、また茎節の下5mmの位置でカットして床砂に植えます。
こうしてどんどん増やすことができます。「取り木」よる方法もあります。
有茎水草が底床に根付いている状態で、そのまま茎を寝かせ、茎頂辺りを石などで軽く固定します。
すると、やがて茎節から新芽と根が出てきます。
新芽が5cmほどに生長したらそれぞれをカットし、新たに植え直します。

水草水槽のレイアウト

アブノメは水槽では直線的に成長することから中景のワンポイントとして用いると良いでしょう。
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水草図鑑データ

名称 アブノメ
学名 Dopatrium junceum(Roxb.)Buch.-Hamil.
和名 アブノメ(虻の目)、パチパチグサ
別名
科名 ゴマノバグサ科
原産 日本(四国、九州、沖縄、本州福島県以南)、インド~東アジア
光量 普通 20W×2~4本
二酸化炭素 なるべく添加
水質 酸性~弱酸性
硬度 軟水~中硬水
水温 20~28℃
形態 有茎水草
栽培難易度 普通

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