エキノドルス・マヨール

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水草の育て方1 (水草の種類)

水草:エキノドルス・マヨールエキノドルス・マヨールは、ラッフルソードプラントとも呼ばれ、ブラジル原産の抽水性植物で、湿地や水辺の明るい場所に生育します。
発根が遅く生長も遅いですが、その風格により、古くから人気のある水草です。大型のエキノドルスで水上葉は硬く、僅かにウェーブがありますが、水中葉は薄く柔らかく、波打つようなウェーブになります。
葉は厚く、緑には大きくウェーブがかかり、花柄を出してエキノドルス特有の白色三枚離弁花が咲きます。エキノドルス・マヨールは基部に葉を束生し、草丈70cmほどになります。
水上葉は硬く、倒按針形で纏やかなウェーブがあり、草丈30cm、葉長20cm、幅5cmほど。硬い卵型、明るい緑色で革質。
水中葉は柔らかい細長い葉になります。
水中では大型となり、草丈60cm、葉は45cmにもなります。
葉は黄緑色となって透明感が生じるのですが、柔軟にはなりません。
環境がよいと葉数30枚以上の見事な株に生長します。
線状長倒披針形、鈍頭または徴突頭。
基部に向かって狭まり、円脚となります。
他の属に比べて、葉数は少なく、通常5~8枚。
葉長30~50cm、幅2.5~7.5cm。
葉縁は大きく波打ち、特に葉真の中央脈は太くかつ目立ちます。
全体に硬く、葉柄は葉より短く方形で、基部で互いに抱き合う形になります。エキノドルス・マヨールの花は基部より花茎を上げ、各節に3弁の白色花が咲きます。ラッフルソードプラントと呼ばれる由来は、ラッフルは「ウェーブ(ひだ)」で、「ひだがある草」という意味です。熱帯魚ショップなどで市販されるエキノドルス・マヨールは水上育成の水草です。
市販型である水上葉にはわずかにウェーブかかかるのですが、水中葉ではずっと明瞭なウェーブがあります。
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水草の育て方2 (水草の育成)

エキノドルス・マヨールの栽培は難しく、とくに根張りが遅く、しっかり根付くまで光量、二酸化炭素(Co2)量を十分にします。エキノドルス・マヨールを水槽内で水中育成する時、最も重要な事は、溶存二酸化炭素(Co2)量を上げることです。
更に、底床に固形肥料を施すと同時に水溶性の液肥の添加をすることです。
この仲間は、栄養分に富んだ底床と強光を好みます。
エキノドルス・マヨールは光量については、あまり問踵はなく、低光量でも上記条件を満たしていれば生育します。
しかし、エキノドルス・マヨールらしい美しい形状に育成しようとすれば、強目の光を与える方が良いです。
低光量で育てた場合の葉は細長くなりやすく、葉柄も伸びて全体に間延びした感じになります。
低光量では、葉幅が狭く長い葉柄を付けるため、草丈は60cmを越すほどになり、まとまりのない形になってしまいます。
強目の光を与えるほど草丈は短くなり、かつ葉幅が広く美しい形状になります。
この理由は、成長抑制物質が高光量による光合成量の増加に伴って、形成される為と考えられています。
水質は強軟水でも育成できるものの、中軟水一弱軟水とし、二酸化炭素(Co2)の添加でpHを6.0~7.2程度にするのが良いです。
このようにすることで、エキノドルス・マヨールの育成に必要な洛存二酸化炭素(Co2)量を保持することができます。エキノドルス・マヨールの植え変えは出来る限り避けなければなりません。
エキノドルス・マヨールは、水上葉から水中葉に移行するのに時間がかかり、その間、育成条件が通止でないと、萎縮しやすいです。
水槽に植えて根が張るのに1ヶ月ほどかかるので、その間植え替えを行なわないようにします。
根つきが遅くてもしっかりと根をはるので、底床は8~10cmと厚くして肥料を千分にはどこし、明るめの照明と十分な二酸化炭素(Co2)の供給で、この水草の持つ本来の美しさを出して育成します。
二酸化炭素(Co2)を添加すると調子が良くなります。底床添加肥料を使った水槽に植えれば、とてもよく育ちます。
二酸化炭素(Co2)の添加を行えば、さらによく育ちます。
肥料不足になると新芽が白っぽくなりますので、固形肥料を与えます。

水草の増やし方

エキノドルス・マヨールの繁殖は、実生、株分けのいずれも可能です。

水草水槽のレイアウト

エキノドルス・マヨールはかなり昔から熱帯魚水槽の水草として知られていたエキノドルスの仲間です。
水中葉は薄く柔らかく、透明感があり、直立する形態という、美しさの有利な点を合わせ持ち、昔から長い間、水草の女王とされてきました。水中葉では葉の両端がゆるやかに波打ち、薄くやわらかく透明感があり、照明に映えます。
直線的に伸びた長い葉の緑はゆるやかに波打ち、品のよい印象を受けます。
大型の種類でもあり、主に後景にレイアウトされることが多いです。
当初の水上葉は枯れるので、適時トリミングを行うと良いでしょう。アクアリウムでは、中型~大型水槽内の水草として使用出来ます。
低光量で育成する水槽では後景か中景として隅に植え、前景によって長い葉柄を隠すことで、ウェーブのかかった葉を生かすことが出来ます。
高光量の水槽では、中景としてレイアウトし、時間の経過したものはセンタープラントとして使用できる美しきを持っています。
一般的に良く知られ、古くから親しまれている水草であるものの、水槽内で美しく育っているエキノドルス・マヨールを見かけることは少ないです。
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水草図鑑データ

名称 エキノドルス・マヨール
学名 Echinodorus major
和名
別名 ラッフルソードプラント
ラッフルアマゾンソード
科名 オモダカ科
原産 南米ブラジル
光量 普通 20W×2~4本
二酸化炭素 必要なし~少なめ
水質 弱酸性~弱アルカリ性
硬度 中軟水~弱硬水
水温 21~26℃
形態 ロゼット状
栽培難易度 難しい

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