水草の育て方1 (水草の種類)
ウォーターマッシュルームは水辺に生育する抽水~湿生植物です。
北アメリカからの帰化直物で、1960年頃、熱帯魚と共に輸入されたものが逸出したといわれています。ウォーターマッシュルームの和名「ウチワゼニグサ」の語原は、葉の形がウチワ状で硬貨にも似ることに由葉するといわれます。
耐寒性がある多年草で、日本の冬は地下茎で過す。
水槽では小型化して適応しますが、光の強い野外の水中では、葉柄を30cmほど伸ばして、水面に立あがるような形になります。茎は匍匐し、各節から下方に根を多数と、上方に1葉を出します。
葉は楯形で、節より直立、葉柄は長さ10~30cm、葉身は径2~7cm、葉縁は鈍鋸歯があります。
全草無毛、根茎は白色、泥中を横走し、節から下根して上方に葉を1個だします。
葉は楯形で、直立した長い葉柄の先につき、葉柄は10~30cmに達します。花は地ド茎の節よりでた葉柄より細い花茎の上方に有柄の小花を数段輪生(散形花序)です。
花期は6~10月、葉腋より花茎を直立、小花を数段輪生します。ウォーターマッシュルームは「アマゾン・チドメグサ」と似ていますが、「アマゾン・チドメグサ」が円形の葉に大きな切れ込みが入るのに対しウォーターマッシュルームはより円形に近い形をしているとこで明確に区別できます。ウォーターマッシュルームはほとんどは水上葉で市販されています。
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水草の育て方2 (水草の育成)
水槽で水中葉として育成できますが、各葉柄の長さは一定にはなりません。
水上葉から水中葉にするには、強めの光ただけでも水中化は可能ですか、強めの光量と二酸化炭素(Co2)が効果的です。
水上葉が溶け落ちて溶けた様に見えても地中に根茎が残っていれば小型の新芽が芽を出し、成長します。
ウォーターマッシュルームは水中化すると四方ハ方にランナーを出し、伸び始めます。
屋外の土に直接植えるとよく育ち、低温にも強いので、容易に越冬します。
水草の増やし方
ウォーターマッシュルームの増やし方は、茎が伸びたら適当なところで切り取り、別の場所に植えるだけで殖えます。
水草水槽のレイアウト
伸び始めたランナーは、早めにカットすると景観を保つことができます。
10~15本を密集させて植えたり、流れるように配置すると独特のレイアウトを楽しむことができます。
キノコをイメージさせる人気の高い水草ですが、水中育成では茎が長く伸び過ぎてしまいがちですから、レイアウトを美しく保つには二酸化炭素(Co2)の量を調整すると良いでしょう。
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水草図鑑データ
名称 | ウォーターマッシュルーム |
学名 | Hydrotyle verticillata Hydrotyle verticillata var. triadiata |
和名 | ウチワゼニグサ タテバチドメグサ |
別名 | ウォーターペニーウォート |
科名 | セリ科 |
原産 | ヨーロッパ、北アメリカ~中央アメリカ、日本、アフリカ北西部、オーストラリア |
光量 | 強い(20w蛍光灯X3~4本) |
二酸化炭素 | 必要なし~少なめ |
水質 | 弱酸性~中性 pH6.5~7.0 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 16~30℃ |
形態 | 有茎 |
栽培難易度 | 容易 普通 |
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