オオフサモ

スポンサーリンク

水草の育て方1 (水草の種類)

水草:オオフサモオオフサモは外来生物法の特定外来生物に指定されており、 栽培や販売、運搬、譲渡などすべて禁止されています。日本だけではなく、海外でも侵略的な外来種とされています。栄養繁殖が旺盛で川や湖、水路等の水流を阻害して問題になっています。

オオフサモは南米ブラジル原産の帰化植物で耐寒性があり、湿地、沼地、河川の浅水域に生育します。
繁殖力も強く日本にも雌株だけ帰化し、池や川などに自生しています。
一説では1920年頃にドイツから持ち込まれ、野生化したと言われています。

オオフサモは別名「パロットフェザー」とも呼ばれ、「オウムの羽」という意味です。
その名の通り、5~6枚の羽状葉を輪生させます。
抽水性の多年草で群落を作ります。

オオフサモの根茎は円筒形でやや赤味を持つこともあり、浮力を有し、通常水面を這うように浮かんで茎を伸ばします。
茎の径4~6mm、長さ1m以上に達します。
茎の各節から細根をだします。
また、中部及び上部の節から3~7個の羽状葉を輪生します。
羽状葉の小葉裂片は線形で、表はパールグリーンで裏面は白自緑色です。
水中葉は茶緑または浅緑色で柔軟化し、茎は約1~1.5mm位の大さになります。
オオフサモの花期は4~6月で、径2mmほどの目立たない花が咲きます。

水草の育て方2 (水草の育成)

オオフサモはかつて国内繁殖のものや海外からの輸入品も販売されていましたが、現在は外来生物法の特定外来生物に指定されており、 水草水槽等で栽培することは禁止されています。

また、オオフサモは炭酸塩硬度が3~4必要、水上葉を水中葉にするには、二酸化炭素(Co2)と光量を強く必要とします。水中葉としても育成はしますが、本来は水面上で生育するため一般的軟水の水槽では、長期にわたって育成することは難しい水草です。

水草の増やし方

外来生物法の特定外来生物に指定されており、 栽培や販売、運搬、譲渡などすべて禁止されています。

水草水槽のレイアウト

オオフサモは炭酸塩硬度が高いという、極度の水質の偏りは、他の水草や魚に対する影響があり、一般のアクアリウムのレイアウトには使用されない水草です。

オオフサモは水面上で生育するため、水槽のレイアウトには使いにくいでしょう。

水草図鑑データ

 

 

名称 オオフサモ
学名 Myriophyllum aquaticum
和名 オオフサモ
別名 ヌマフサモ、スマフサモ、パロットフェザー
英名 パロットフェザー
科名 アリノトウグサ科
原産 南米ブラジル。中米~北米南部、日本およびアジア各地に帰化。
光量 強い 20w× 3~ 4本
二酸化炭素 多め
水質 中性~アルカリ性 pH 7.0~ 9.0
硬度 弱硬水~硬水
水温 16~30℃
形態 有茎水草
栽培難易度 不可

 

この水草のディスカッション この水草のディスカッションにご利用ください。また、追加情報などがあればぜひお知らせください。

タイトルとURLをコピーしました